何時ぶりかと言う程前でもなく、昨日と言うには遠い日。5年越しの逢瀬、やっとのことで叶った日。3月の頭、3日の朝。寝坊する訳にはいかない、と(多分)早寝をした前日の夜。可愛い愛おしい彼女と愛おしくて面白い彼がたててくれた計画、予定を見直し“この時間で余裕だ”と謎の自信。まあ、そのせいで予定時間より1時間ほどズレが生じた訳なんだけど。なんせ、俺が第一目的地に着いた時には何故か謎の長蛇の列。一人、合ってるのか?と不安になりながら並んでんのに呑気に電話掛けてくるんだもんな。『チャッラ!』も彼の第一声、いやいや、美容院の予定は会った一週間後だったんだもんで... 若干(若干の)申し訳なさはありました。きっと、その小さな言い訳も並べた記憶。その後は、整理番号を貰って大手百貨店を練り歩く俺たち。ほぼ1,2時間弱は練り歩いてたよね。疲れ果てて、最終的にはお店の前の席で案内されるの待ってたんだけど。積りに積もったような、積もってないような、電話でも出来るような、いつもの会話。「あの時はこんなだったよね!」なんて、一瞬であの時まで呼び戻されるような感覚。いつもは“声”だけなのに、今日は表情まで付いてくるから、楽しくて楽しくて堪らない。案内されてからも、馬鹿みたいに話して。フェイスシールドのせいで会話が噛み合わない、声が聞こえない、なんて事もあったけど。飲食中は偉いもんで、三人揃って黙って食べてたもんね、大人し過ぎ。ああ、そうそう。その後の予定地、どんなもの食べれるんだろうって調べてみたらまさかの定休日で爆笑したの。今でも鮮明に思い出せる、なんたって、俺と彼が同じタイミングで彼女の肩を小突いてたもん。ほんっとうに、あれは最高に笑った瞬間だった。一つ飛ばしで予定は遂行されたし、問題はなんにもなかったんだけどね。その後も、食べては歩き。お店に入っては話して。エンドレス。止まらない、止まるのは歩いてる時の息継ぎのタイミングだけ。恋愛観、三種三様なんだなって思った日。三人居れば、三通り合って普通なんだよね。それに、否定する(否定したっけ?)ことも無く、全て受け入れてしまうってこともなくて、提案したり、否定したり。それが出来る関係性なのが、また、この二人だからなのかもしれないって思った(振り返って)。これ、書けば書くほど長くなっちゃうから、そろそろ纏めたいんだけど。ん〜、言いたいのは、自分が思ってた以上に二人の事がす〜ごく大好きで大切な人たちだったんだなって気付けたってこと。大好きで大切で、毎日連絡を取り合うような関係じゃないけど。それでも、ながく長くこの関係が切れることなく続けばいいなあ、って柄にも無くすごく思った。未だにあの日のことを思い出して『え〜、楽しかったな』ってちょっと切なくなるし、また会いたいって心から思う。けど、その予定は先だよね? 二人のこれからの幸せを願ってる、体調にはくれぐれも気を付けて。たくさん食べて、たくさん寝て。
中秋、午後𝟓:𝟎𝟎の潜熱
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